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2017-10-11 11:00 「運命と宿命の違い」について

こんにちは。電話占いアクシアの朱龍です。

 

今回は、「運命と宿命の違い」について考えてみたいと思います。

 

 しゅ1

 

毎日の鑑定の中で、必ずと言っていいほど

「この人は私の運命の人なのですか?」

と聞かれることがあるので、

一度は「運命と宿命」の大きな違いを

お伝えしておかなければと、思った次第です。

 

 

相手への感情が高まれば高まるほど、

 

「この人とは尋常な出会いではなく、

   前世から決められていた運命でないか・・」

   

 

思われるのももっともなことでしょう。

 

 

ただ残念ながら私から視れば、

そのほとんどが、そのような因縁を持たないものです。

 

 

仏教では、

前世に死ぬに死ねないほどの執着を残し、

次に生まれてくる時には一目でも会いたいという、

深い念を抱いたまま亡くなり、輪廻流転の末、

形を変えて次の世で巡り合うことは確かにあります。

 

でも、男女の愛がどれほど激しくても、

それが燃え尽きないで来世に届いたとしても

この果てしない現世で出逢うだけで執念のほとんどは、

またたく間に立ち消えて、

相手の幸せを祈って立ち去る場合が多いようです。

 

今生で結ばれるまでもなく、

ただ一目逢うことだけ、

それだけで本懐を遂げられたとして

執念は浄化されるといいます。

 

それは執念とはいえ、

浄化できるほど邪心のないものだからです。

 

ただ、その時になんとなく、

初めて逢った人のようではなく、

なにか懐かしいような、他人と思えないような情がわくものなので、

お互いに不思議な印象を受けることがあります。

それは前世の恋情の名残かもしれません。

本当に奇跡のようなご縁です。

 

 

問題なのは「運命の人」とは

恋情に限ったことではないこと。

 

「恨み・妬み・復讐・怨念」など

マイナスの執念のほうが、

死してもなお強くて多いものです。

 

この場合こそ、

何故こんなにいじめられなければならないのか、

とか何故人生に破綻を起こしてしまったのかなど、

その人と出会うことで、運の悪さや相性の悪さに

苦しめられることが現実には多くあります。

 

 

占い好きの多くの人は

「運命の人」を都合よく解釈して、

恋愛において「白馬の王子様」的な

救世主的なイメージを抱かれるのかもしれません。

 

でも前世では異性だった人が、

今生でも恋愛対象としてふさわしい年相応な

同じ異性に生まれ変わるとは限らないのです。

まず確率は凄く少ないものです。

 

 

「運命の人」

年齢も性別も人というカテゴリーもなく、

貴方の前に現れてきます。

人生の中でいつどんな時に巡り合うかは誰にも決められないのです。

 

案外、幼少時にすでに巡り合ってしまっていたり、

亡くなる時に看取る医師だったりします。

つまり「運命の人」は人生においてあまり頼りにできない存在のようです。

ただ、それでも会いたいという一念はかなうのです。

 

 

ですから多くの人が思っておられるような

離れられない」とか、

「なにがなんでも突き進むべき」とか

特別扱いする必要はありません。

 

「運命」はその対象が、

たとえ人でなくても、

自分の意思と熱情で変えていけるものなのです。

 

「運命だからしかたない」というのは、自分の逃げです。

 

前世よりも、現世。

 

今いきている自分の時間こそが、なにより大切なのです。

そして、今生を後悔なく、切に生き切ることだと思います。

 

 

しゅ2

 

 

「運命」と根本的に違うのが「宿命」です。

 

「宿命」は人が生まれた時から

すでに決まっているものです。

 

 

どう頑張っても自分の力では決めれない

変えることができないものです。

 

 

友人・恋人・結婚相手・職場など・・

 

色々しがらみはあっても、自分で選べ、決められます。

 

でも、両親や親族・兄弟やDNA・生まれてきた土地や国、

人種などはどうあがいても自分で変えることはできません。

 

 

それが「宿命」です。

 

 

鑑定させて頂いていて、

この人は本来は違った性格のはずなのに、

今現在はどうしてこのような決断をするのか、

どうしてこんな価値観になったのか・・

不思議に思う時があります。

 

それは、その人が育ってきた環境に

大きく左右されていることが多いようです。

 

 

時々私は、

 

「貴方の中には、自分の知らない貴方がおられますよ。

 貴方はもうひとつの本当の自分を見つけてください」

      

 

と相談者の人に伝えることがあります。

 

 

まさに、後付けされた、

ゆがんだ環境の中で植え付けられた思考で

人生を歩んでこられた場合は、そのように伝えます。

 

 

どんなに価値観が違っていても、

抵抗感をもっても、自分の親は変えられません。

 

 

なかには、借金や貧困・夫婦喧嘩が絶えなく、

暴力や離婚・再婚を繰り返す親もいます。

 

親の人生に翻弄されて、

愛されていないと感じて育った人も少なくないでしょう。

 

しかしその親しか、この世に親はなく、

貴方は与えられた環境のままたとえ納得がいかなくても、

親の引いたレールにのって人生を渡ってしまう人もいるでしょう。

 

ここに悪意はみられません。

 

ただ良かれと思っての

親の想いだったのかもしれません。

 

 

人生のスタートラインで、

すでに不条理な体験が始まってしまうのも、現実です。

 

 

でも、心身ともに成長し、

自立した時、初めて反面教師としてまわりの人達を引いた目で見て、

自分の人生に活かすことは、できるのです。

人を許すこともできるのです。

 

 

人より苦労しただけ、

悩んだだけ、人は優しくもなれ、強くもなれるのです。

 

 

人生は修行の場だと、私は考えています。

 

自分という人間を試すために、試練は降りかかります。

 

乗り越えなければ、それまでの人生で終わってしまいます。

 

「宿命」を受け入れ、

  自分で「運命」を切り開くのが生きるという事です。

 

たとえ受けいられないような過酷な「宿命」でも、

「宿命」が自然界の摂理である以上、

丸ごと受け入れる度量と勇気が必要です。

 

選択肢がない以上、

受け入れて自分の人生に挑戦していかなければなりません。

 

生きるということは、

ただそれだけでも十分すぎる程、大変なことなのです。

 

 

しゅ3

 

 

厳しい内容になりましたが、

立ちはだかる「宿命」を前に、

どうにも最初の一歩が踏み出せない時が、

勿論、誰にもあります。

 

 

何の罪もない幼い子が、

難病に侵されたり、

輝く未来のまえに若くして交通事故にあってしまったり・・・

 

数限りもない不条理を前に、

立ちすくんでしまうことは日常茶飯事、現実におこっています。

 

そんな「宿命」をどうとらえていけばいいのかについては、

次回「生まれた理由」において、お伝えしたいと思います。

 

 

人生をどう生ききるかは、何よりも大きな問題です。

 

 

一緒に考えていきたいと、切に思います。

 

今回も長い文章を最後まで読んで頂き

     本当にありがとうございました。

 

 

占い師朱龍でした。

 

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