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アルカス

2020-11-29 09:26 アルカス先生のブログ~恋愛・結婚ホラリー占星術:基礎編その10
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こんにちはアルカスでございます。いつも大変お世話になっております。今回も当ブログへのご訪問、誠にありがとうございます。 

「アルカス」は私が西洋占星術師として活動する際のパフォーミングネームです。

中身は普通の初老の日本人のおっさんです。なぜアルカスと名乗っているのか、アルカスとはどういう意味か、よく聞かれます。

私が敬愛する17世紀イギリスの天才占星術師ウィリアム・リリーが遺してくれました西洋占星術の教科書「クリスチャン・アストロロジー(Christian astrology, 以下CAと略します)」76ページ13行目より、水星という惑星についての解説文が載っています。

リリー先生は水星をMercuryと呼んでいますが、別称もいくつか紹介しており、その中の一つに「アルカス(Arcas)」がありました。さらにCA78ページに水星が支配する職業の種類が記されています。哲学者、数学者、そして3つ目にAstrologians=占星術師とあります。

私はこの占星術師の星・水星の別称をいただくことで、何らか占い活動にご利益があればと、非常に安易な気持ちで付けました。安易ながらも良い名前を付けたと思っています。

 

因みに、天王星を占星術師の星とする見方があります。最後のラファエルとして知られる19世紀後半~20世紀前半、イギリスで活動した占星術師ロバート・トーマス・クロスが著書の中で「占星術師は自己のネイタルチャートの目立つ位置に天王星を持つものである」と記したのが、何やら後の混乱を招いた主因のようです。有名な占星術師のチャートは天王星が1室、10室などのアングルハウスにある傾向、が認められるということなのでしょうが、ウィリアム・リリーのネイタルチャート天王星は2室にあるので、この時点で私にとってはあまり興味の持てない意見ではあります。アラン・レオの天王星は10室、20世紀前半のアメリカで最も有名だった占星術師エヴァンジェリン・アダムズのは4室にありますけどね。

いずれにしても、天王星と占星術師をイコールで結びつけるのはちょっと厳しいかもです。ネイタルにおける、職業占星術師になる条件の1つとして、「天王星在アングル論」は今後の研究課題としてもいいかもしれませんが。

 

リリーは占星術師を表す星は水星であると述べています。1世紀から2世紀中ごろにかけてエジプトで活動した大学者プトレマイオスは著書にして西洋占星術の古典と謳われる「テトラビブロス(Tetrabiblos)」121ページ(Symbols & Signs版のもの)において、水星は占星術師を生み出す、と記しています。これは2世紀中ごろ同じくエジプトで活動した占星術師ヴェッティウス・ヴァレンスも著書「選書(The anthology book 1)」5ページ(プロジェクトハインドサイト版)で、同様の見解を残しています(※ヴァレンスの記述は占星術というよりは占いをする人全般を指しているように思われます)ので、古典占星術の基本的な考えと見ていいでしょう。

 

私は霊感なるものは一切持ち合わせておりません。西洋占星術という、太陽、月+5つの惑星の配置から過去現在未来を語る占術をしています。

 このブログは、西洋占星術主要4技法の中でも、一般に全く知られていない

「ホラリー占星術」

を紹介および解説するために始めました。

ホラリー占星術とは、具体的で、出来れば質問者、お客様にとって結構重要で、差し迫った質問、例えば

「交際中の彼は私との結婚を考えているか」

「携帯を落とした。諦めるべきか、それとも拾って届けてくる人がいるだろうか」

「就職したが半年経っても職場環境に慣れない。辞めて他の仕事を探すべきだろうか」

 「体調が思わしくない。行ける距離に病院が3つあるが、どの病院で診てもらうべきか」

等の質問に、その時、つまりお客様が占星術師に質問を発した時間の星の配置で占う占術です。タロットや易などの卜占的偶然性を惑星の状態に求める技法です。

 私、占い師をそこそこやってきて、この占術をご存じのお客様に未だ巡り合ったことがありません。チャートを出して説明すると、そこから興味を持っていただいて、常連さんになっていただいたりとか、中には自ら勉強を始められているお客様もいらっしゃいます。ホラリーは占い好きな皆さんの心に伝わると言いますか、響く、面白いと思ってもらえる占術ではないかなと思っています。なにせ恋愛質問ならば、互いの個人情報は一切必要なく、お客様より質問を承った時間に「ご質問者を表す星」「パートナー若しくはパートナー候補者を表す星」が何処にあってどう絡むか、が焦点となるのですから。何かこう、「星が語る」という一種の神秘性を前に、ざわざわさせられる感じと、逆に妙に冷静にさせてくれる面もあったりで、この不思議な占術の魅力に引き込まれる方は少なくないようです。

このブログで続けている内容は具体的には、CAの302ページ15行目よりはじまり319ページ28行目まで続く、第49章「結婚」の項、恋愛・結婚の質問に対しホラリー占星術はどう答えるのか、書かれている暗示を訳しながら、私の思う所もボチボチ挟ませていただくことで、よりCAの世界に親しみを持っていただけたらいいなと、これを読んでくださる皆さんにも自分にも(笑)お届けできたらと思っております。

それでは、前回その9では、CA303ページ27行目、1まで見ていきました。

【結婚、出来そうですか、出来ませんか】

2. 1室のロードと7室のロードの間に接近アスペクトがあるかどうかを考慮します。

3. もし7室のロードがアセンダントにある、もしくはアセンダントのロードに接近しているのなら、お相手は(質問者からの結婚の申し出を)不承不承受けるでしょう。

4. もし1室のロードもしくは月が7室のロードに接近もしくは7室にあるのならば、質問者は自身の奮闘努力により目的を達成するでしょう。

 今回は2から開始します。

2の文章をご覧ください。1室のロード、とはつまりアセンダントのカスプがあるサインのルーラーの事です。7室のロードはその逆、ディセンダントのカスプがあるサインのルーラーとなります。

この二つに接近アスペクト、つまりまだアスペクトとして完全な形になっていないけれども、いずれ完成するアスペクトがあるかどうか、を見る必要があると言っています。

例を上げましょう。2020年11月17日お昼12時東京都庁においてホラリーチャートを立てたとします。

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アセンダントは水瓶サイン17度15分。1室のロードは天王星、ではなく土星となります。

対して7室のロードは水瓶の反対サイン、獅子の守護星・太陽となります。

土星は山羊サイン27度15分にあります。対して太陽は蠍サイン25度13分です。

この場合、7室のロード・太陽は1室のロード・土星へ60度のアスペクトを、セクスタイル・アスペクトを作るべく、接近している、と言えます。この日1日1度動く太陽に対し、土星は1日5分しか動かないからです。ま、土星にとってはこれでも速い方なのですが、土星の基本的な歩みは亀なのに対し、太陽のそれは人間のゆっくり散歩ですので、速い方・太陽が遅い方・土星に接近している、と見做されます。

で、間違いなく太陽は2日後の11月19日15時52分20秒に土星と正確な60度のアスペクトを形成します。太陽は蠍27度24分、土星は山羊27度24分です。2星は完全なアスペクトを作ります。

この事を確認して初めて、2星の間に接近アスペクトがある、と言える訳です。

ホラリーチャートは、このように立てたチャートをただ見るのではなく、星々を動かして果たして未来に、アスペクトが実際に完成するのかどうか、確かめなくてはならない、面倒くさい所があります。てかその面倒くささが、未来に何が起こるかを判断する、最大の決め手なのです。ホラリーチャートにおいてアスペクトするとは、度数分数ともぴったりの角度を2星が形成するという事です。

リリーはCA106ページにおいて、2星が度数一致のアスペクト、つまり太陽が蠍27度で土星は山羊27度の60度の角度、セクスタイル・アスペクトを形成している状態を、パーティル(Partile)・アスペクトと呼ぶ、と述べています。

…Partileという言葉は、私が普段愛用している英辞郎on the webで検索しても、他の英和翻訳webに諮ってもその意味する所が出てきません。どうやらPartとはdegree、つまり「度数」を表す言葉のようです。よってPartileとは「度数一致」もしくは「度数的」という意味合いのようです。ようですばっかりで、申し訳ないのですが。

この厳密でぴったりとしたアスペクトに対し、度数不一致でも二星の片側のオーブ同士が触れ合っているのならばアスペクトと認める、とする緩い見方もリリーは紹介しています。これをプレイティック(Platic)・アスペクトと呼ぶ、とリリーは記しています。

オーブとは何か?各アスペクトに与えられた+-8度もしくは6度の許容範囲、と日本語で書かれている本にはそう書いてあるものがほとんどでした。私が目にしてきたものは大体そうでした。例えばトラインとは二つの惑星が作る120度の角度の事で、これは実際の角度が112度から128度の間までなら「効果あり」と見做す、というものでした。

 

実は私、最近まついなつき先生が2000年に出版した初心者向け西洋占星術本「しあわせ占星術」を久々に本棚から引っ張り出し、サイン同士のアスペクトでホロスコープを読んでいきましょう(P146)、との一文を目にし、正直驚きました。これは古典占星術の考え方です。まつい先生は度数云々は一切書かずに、トラインは同じトリプリシティ間(とは書いていませんがまあ同じような意味でグループという言葉を使っています)で成立する、と述べています。サインが90度同士の中に二つ星があったらクォドレイト(スクエア)していると言う、全くトレミー的です。星々が入っているサイン間が調和しているなら、星々も調和している、不調和なら、星々も不調和となる、この辺の説明については日本における古典占星術研究および実践の第一人者・河内邦利先生の近著「星の階梯Ⅱ」に詳しく書いてありますので、是非お読みください。河内先生のお弟子さんである福本基先生の「基礎からわかる伝統的占星術」にもサイン同士のアスペクトについてページを割いて説明しています。こちらもお勧めです。

 

あ、それでオーブについてなんですが、それは古典7惑星がそれぞれに持つ光の幅の事です。

各アスペクトが持つ許容範囲の事ではありません。

太陽はあまりに強烈に光り輝きますので、片側15度、両側で30度という、1サインを覆うとてつもない存在感を示します。月も片側12度、両側で24度と夜の女王らしい光を左右に放ちます。

月は毎年3.8センチ地球から離れているそうで、平安時代の満月は現代のと比べても3倍以上はあっただろうという人もいます。そう言えば江戸時代の浮世絵に書かれている満月も結構大きいですね。

 リリーはCA P107でプレイティック・アスペクトの説明の際、土星のモイエティ、モイエティとはオーブの片側の事なのですが、土星のモイエティを5度、金星は4度だと言っています。つまり土星のオーブは×2で10度。金星は8度であるとなる訳で、同じページに惑星の記号付きで全惑星のオーブが記載されています。太陽のオーブは17度もしくは15度だ、月は12.5度もしくは12度。土星10度か9度。金星8度か7度。

リリー先生はどうも、モイエティをオーブだと勘違いされた模様です。

…本当にこれ、勘違いなのかなあ?

 

16世紀フランスにクロード・ダリオットという占星術師がいました。彼は接近する二惑星それぞれのモイエティを足して2で割りました。割った数字の所まで星が接近したら、そこからがアスペクトが効き始める、その影響を実際に発揮し始めるのだと主張しました。

例を挙げましょう。月と土星に何らかアスペクトがあったとします。月のモイエティは12度。土星は10度。この二星のモイエティを足して2で割ると、(12+10)÷2=11度。月と土星の角度が11度まで接近したら、そこからがアスペクトの始まりだ、とダリオット先生ぶち上げたのです。

研究の結果これを是としたか、リリー先生。1世紀前の先輩ダリオットの論を採用としたのかもしれません。

 

またまた長くなってしまったので、次回に続きます。すみません。

文章が訳わからなくなってしまったらごめんなさい。

次回、出来る限り用語説明を加えます。

 

 

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