電話占いアクシア|霊感霊視占いに強く、当たると評判!

営業時間:10:00~19:00
サポートダイヤル電話番号

アルカス

2018-06-04 04:05 失くし物ホラリー占星術(仮題):盗まれた魚/Fish Stolenその8
522750e6771d30d2308db1c0b67bf15a_s

 こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。いつも私のブログ記事にご訪問いただき、とても感謝しております。古典占星術系の占い師をやらせていただいてるものですから、専門用語とか技法とかそちら方面が飛び交っての説明で、何やら訳わからん文章になっていましたらすみません。ぜひぜひ僕の入門講座へのご参加をご検討くださいませ。ここに書かれている用語など、きっちりお伝えできると思います。詳しくは弊社にお問い合わせを。それでは今回も宜しくお願い致します。

 

 17世紀イギリスが生んだ偉大な西洋占星術師ウィリアム・リリーの古典占星術の名著「クリスチャン・アストロロジー」から、全35枚の例題ホラリーチャートの中より、人気の一枚「盗まれた魚/Fish Stolen」のチャート解読は、リリーの魚を持ち去った人物の体格、容姿、雰囲気を探り、捜査に着手する第8回です。

 

「買った魚は誰がどこに持ち去ったのか」「魚の完全回収は可能か」

1638.2.10 8:45  stolen fish

stolen fish

 リリー先生早速魚泥棒探しに入ったようです。

「ウォルトンの街に蠍サイン在木星が表す人物像に近い漁師は見当たりませんでした」

ウォルトンの街とは、イギリス、サリー州にあるテムズ川沿いの街、ウォルトンオンテムズの事ではないかと思われます。

リリー先生、ウォルトンの漁師町を歩いて、蠍木星っぽい漁師さんいないなあ…って

ちょっと待ってください。

 

先生最初の方で、このチャートでアングル在ペレグリンになってるのって、7室蠍サインにある木星だけ。だけど木星って言われても

「ジェントルマンがこんなもの(魚)一笑に付すのみでしょう」

と書いて流したはず、です。木星関係なさそうって。 

 

しかしリリー先生はこのアングル7室在ペレグリン木星暗示を、盗まれた物の在処と盗んだ人物のイメージを探る上での手掛かりとして残しました。

さらに木星の本質的要素である「お金持ち」「上流階級」等のワードはバッサリ切り、蠍サイン在木星が表す外見的特徴を有する人物を求め、ウォルトン内を探し回った訳です。

 

リリーは占星術師の中でも、アングル在ペレグリン惑星=盗難事案の真犯人説に強固に拘った一人と言えるでしょう。

彼の著書「クリスチャン・アストロロジー」P112、ペレグリンについて説明している項でこのように述べています。

「あらゆる質問でペレグリン惑星をチェックするのは大変重要なことです。特に泥棒関係の質問では。」

「ほぼ間違いなく、泥棒を示す星はアングルか2室にあってペレグリンです。」

 もちろん48ページに渡る盗難関係の章でも

P330「アセンダントは質問者の象徴。2室は盗まれた品物を表す。もしアングルか2室にペレグリン惑星が無いのなら、7室が泥棒を表します。」

P331「アセンダントにペレグリン惑星があるのなら、それが泥棒の表示星です。7室のロードならば特に。もしアセンダントに無くとも、他のアングルに(ペレグリン惑星が)あるならば、それが泥棒の表示星です。」

P331「7室のロードが普通泥棒を指すのですが、アセンダントか他のアングルでペレグリンになっているなら堅いです。もし(7室のロードが)そうなってなくても、他の星がアングル在ペレグリンならば、それが泥棒です。」

 P332「7室とそのロード、アングル在ペレグリン惑星、時間のロード。泥棒もしくは品物を持って行った人です」

 

もうがっつりと、アングル(1,4,7,10室)にあるペレグリン惑星こそ、何より泥棒を表す星に相応しいと、判で押したような念の入れっぷりです。

 

リリーは「クリスチャン・アストロロジー」のP395。P397から始まる「Fish stolen」稿の直前に

「金がない!誰が盗んだ?取り戻せる?」

という質問チャートを紹介しています。そこでは完全にアングル7室在ペレグリン水星が犯人だという見立てで大的中しておりますので、経験上からも尚更譲れない一点なのでしょう。

 

リリーは「クリスチャン・アストロロジー」を出す3年前の1644年「England’s prophetical merlin(イギリスの予言者)」という本を出しているのですが、そこにも

「1,7,10室あるいは2室にあるペレグリン惑星(が表す人物)によって盗まれた」

という記述があります。しかしご覧の通り4室は除外しています。

試してみたけどどうもイマイチそれだけぴんと来なかったから~と理由を述べていますが、その後に書かれた「クリスチャン・アストロロジー」では堂々、4室含む全てのアングルハウスにペレグリンあったらもうそいつが有罪!と言い切ってますので、先生の中で研究の進捗があったのかもしれません。

ちなみにペレグリンというのはエッセンシャル・ディグニティが全く無い星の事をそう呼びます。

と書いても何だか訳分からないですよね…すみません。

僕の講座に来ていただければ、1からお教えできると思います。ご興味がありましたらご検討の程。

 

大概の占い師は7室が泥棒を表す、7室のロードが泥棒の表示星、としています。て言うか、僕の持っているいくつかの本をずっと調べていたのですが、リリーの言う「アングル在ペレグリン惑星」という記述が見当たらないんです。他の先生方の本には。例えばガイド・ボナッティの著述など「泥棒は7室」で押し通しているように見えますし。リリーと同世代の占星術師ジョン・ガドブリーは「ペレグリンがアングル?んなわけあるかっ!」と自書の中で反対声明を出しています。

 

リリー先生のネタ元探しに行き詰まり、途方に暮れたある日の夕方、私はふと書棚の奥にあった本を手に取りました。古代の占星術本の翻訳・出版を積極的に行う現代のアメリカ人研究者ベンジャミン・ダイクス翻訳編集による「The book of the nine judges」です。泥棒の項をぱらぱらとめくると…ありました。ほっとした(笑)アル・タバリやアル・キンディらの「東にペレグリン星があったら、主に泥棒の象徴として割り当てなさい」とか「7室は盗人を表すが、アセンダントにペレグリン惑星があり、それが7室のロードならばその星は泥棒を表します」とか、クリスチャン・アストロロジーで見られるのと大体同じような内容の文章が載っています。これですね。これらの学者たちからの引用なのかもしれません。ご興味のある方、この本のご一読をお勧めいたします。

 

 

今回の記事も何となく横道にそれたような気がしますが、リリー先生が本チャートにおいても、木星であってもやっぱり無視できなかった「アングル在ペレグリン惑星泥棒説」を特集させていただきました。

 

続いて7室のロード・火星が泥棒の象徴として登場してまいります。

次回も情報たっぷりでお届けいたします。どうぞお楽しみに。

 

アルカス