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2023-06-09 12:56 アルカス先生のブログ~恋愛・結婚ホラリー占星術:基礎編その39
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こんにちはアルカスでございます。いつも大変お世話になっております。いつも当ブログへのご訪問ご閲覧、誠にありがとうございます。

3年間ご愛顧いただいてきたこのブログも、今回が最終回になります。

 

最終回になるんでしょうか?(笑)

私未だ書きたい事山ほどあるんですけど。

 

始めます。

このブログは古典占星術師を自称する、アルカスという占い師が書いています。

ウィリアム・リリー(William Lilly グレゴリオ暦1602年5月11日-1681年6月9日)は17世紀イギリスに突如現れた天才占星術師です。私はこの大先生を深く敬愛し、先生が著した古典占星術の教科書「クリスチャン・アストロロジー(Christian astrology, 以下CAと略します)」より学び、このブログはCA(アストロロジー・クラシックス社刊) P302より始まりP319で終わる結婚の章を翻訳し、ちょこまかと私の解説を入れさせていただくという内容となっております。

遂に残り2ページまで来ました。今回はP318 5行目からP319の終わりまでです。

 

妊娠した子供は、父親とされる人物の子供なのでしょうか。

アセンダントのロードと月が質問してきた人(interrogate)の表示です。
11ハウスのサインとそのロードをチェックです。これらはお腹の子供を表します。
もし両者がリセプションの有無は関係なく、接近の吉角を形成していたなら、子供は正しく質問者の子供です(つまり夫婦間に出来た子供です)。

アセンダントのロードと月、はホラリー定番の質問者を表す2星ですね。

質問内容は「彼女が妊娠したんだが、本当に俺の子?」的なものですよね。

で、多分このような質問をしてくるのは、その女性の夫か、恋人か、まあそんなところでしょうか。質問者は相当疑り深い、あるいは嫉妬深い人物か、さもなくば何か心当たりがあって質問してきているのかもしれません。

質問事項星として、リリーは5ハウスのロードではなく、11ハウスのロードを挙げました。

11ハウスのロードがお腹の子、の象徴となるようです。

CA P53には5ハウスが表す事柄:子供、妊娠中の女性の状態、と書いてありますが、5ハウスは妊娠中の女性、11ハウスはお腹の子、と考えて良いんでしょうかね。

とても興味深いです。

もし彼らの間にミューチュアル・リセプションのある接近凶角が形成されており、正確な角度を作るのなら、あるいはアセンダントのロードか月が5ハウスにある、もしくは5ハウスのロードがアセンダントにあって、凶星との凶角を受けていない、または吉星のどちらか一方あるいは両方が5ハウスもしくは5ハウスのロードにアスペクトしているのなら、お腹の子は夫の子供であり、浮気の子供ではありません。

5ハウスのロードはやはり妊娠中の女性を指すものとして、リリー先生は捉えていると思われます。質問者のパートナーを表すとされる7ハウスのロードはここには一切出てこず、5ハウスのロードVS1ハウスのロードor月、で観ているからです。

木星か金星が5ハウスにあるか、5ハウスのロードにアスペクトでも、質問者心配無用の暗示となるんですね。

しかしこういったチャートの暗示が無く、土星、火星、水星のどれかが5ハウスもしくは5ハウスのロードにアスペクトしているのなら、不倫相手の子を授かった疑いがあります。母親は何らかのトラブルに巻き込まれたのかもしれません(mother was stuprated)。

凶星か水星が5ハウスにあるか、5ハウスのロードにアスペクト(吉凶問わずなのか?)していると、若干雲行きは怪しくなるかもしれません…という意味のようです。

 

夫のもとを離れて暮らす女性が、再び夫と暮らすことができるかどうか、
また夫の愛情を得られるかどうか、について。

この質問は愛人、恋人に関する疑念も解決してくれるでしょう。

別れたパートナーとよりを戻せるか、復縁は叶うか、という質問に答える技法のようです。

もし女性自身がこのような質問をしてきたとしましょう、彼女の夫もしくは友人と別れたが、再び相手とやり直せるかどうか、

この場合女性のアセンダントとして7ハウスのロードを検討します。7ハウスは追放された人、
免職、除名(expulsed→expelのことらしい)された人に与えられるハウスでもあるからです。

質問者が別れたお相手との復縁に関する質問で、主に質問者がお相手から縁切りされた場合、の見方のようです。おそらく。

7ハウスのロードが質問者となる技法は珍しいです。

男性の質問者がパートナーから別れを告げられ、出ていかれた場合でも、質問者は7ハウスなんでしょうかね?住処を追い出された側が7ハウスなんでしょうか。。

ちょっと把握が難しい、です私にとっては。

7ハウスのロードがアセンダントカスプに度数一致でアスペクト、もしくはアセンダントのロードに正確な吉角形成、これが見られるのなら、間違いなく彼女は相手から愛情を持って迎えられ、やり直す事が出来るでしょう。

 7ハウスのロードが1ハウスのロードに良好なアスペクトを形成、あるいは1ハウスのカスプに吉角形成の場合、やり直しは可能との暗示です。

もし7ハウスのロードがアセンダントとアスペクトしていないが、損なわれていないもう一つの星がアセンダントにアスペクトしているのなら、女性は夫または友人との仲介を取り持つ人物によって再び迎え入れられ、両者は仲直りするでしょう。

もう一つの星…何でもいいんでしょうか。何かの惑星と凶角形成してるとかそういうのが無くて、弱められていない星ならば。。

この辺の書き方は微妙ですが、いずれにしても何らか状態良好な別の星がアセンダントカスプにアスペクトしているのなら、女性は善意の仲介者の取り持ちによって仲直りするだろう、という事のようです。

もしこのような暗示が無ければ、男性もしくは夫の本質的象徴星・太陽と女性の本質的象徴星・金星に頼ってください。もし太陽が地平線上にあり、金星がアセンダントに吉角形成していたら、女性は彼女の家もしくは夫の家に割とギャーギャー言われることなく、帰れるでしょう。

夫の象徴・太陽が地平線上にあり=昼チャートであり

質問者女性の象徴・金星がアセンダントカスプに吉角形成

以上二つの条件で、女性は元の家に戻れるでしょう。ということだそうです。

太陽が地平線下にあり、金星は地平線上にあってアセンダントに吉角形成なら、最終的に戻れますがそれまでに何度お願いしても、夫や恋人がなかなか許してくれなかったりしますが、それでも粘り強く交渉した末になります。そして周囲の隣人たちは2人の事を噂するでしょう。

太陽が地平線下にあり=夜チャートであり

金星が地平線上にあってアセンダントカスプに吉角形成

結構粘り強く、質問者女性は夫と交渉しなくてはなりませんが、最終的には戻れるでしょう、との暗示だそうです。

隣人たちが噂というのは、何か意味があるんでしょうかね?

月が膨らんでいるモード、新月から満月に満ちていく期間内で、アセンダントに吉角形成、女性は戻れますが、何度も頭を下げお願いした末にです。簡単ではありません。

新月というのは月と太陽がコンジャンクションしていて、しかも月が太陽から離れていく状態の時期ですね。例えば太陽と月が牡羊15度で重なっており新月となる日から、その後月は太陽から離れていき、上弦の月、クォドレイト(スクエア)を形成し、満月、オポジションになっていくまでの間にアセンダントカスプに吉角、女性は戻れますが、結構苦労します、との暗示です。

もし月が欠けていくモード、満月から新月に萎んでいく期間内で太陽のビームス内に無い、しかしアセンダントにアスペクトしているのなら、その女性は割と簡単にスムーズに相手の同意を得て戻れます。

月が満月から新月に欠けていく中で、太陽に接近し過ぎず(※ビームスならば17度内。しかしリリー先生はP300のアフォリズム第26の項で12度と言っています)、アセンダントカスプにアスペクトしているのなら、割とスムーズに仲直り出来て戻れるでしょう。

金星がオクシデンタル、逆行、コンバストに向かっている場合、女性は自分の意志で夫のもとに帰り、自分がいなくなったことで、夫を怒らせてしまったのではないかと不安に感じ、夫の元を離れたことを申し訳なく思うでしょう。

金星がオクシデンタルとは、金星が太陽の後から上っていく、という意味です。例えば太陽が牡羊15度にあったとしましょう。金星はその後ですので、牡牛7度とか、双子1度とか、太陽に続いて上がっていくので、その状態をオクシデンタルと呼びます。

その位置にあるか、逆行しているか、太陽のコンバストを受けている場合、女性は自分の意志で家に戻り、自分がした事を後悔するでしょう、との意味だそうです。

しかしもし金星が最近、太陽の光から離れていったのなら、男性は妻がいなくなるきっかけを作ったこと、あるいは妻を虐待したことを悔いるでしょう。

しかし女性は怒りのあまり厚かましくなり、家に戻ることを無念に思い、その後、夫をあまり顧みなくなるでしょう。

金星が太陽のビームスから逃れていったのなら、男性側が後悔するでしょう。

女性は戻った事を後悔するでしょう。そして夫を気にしなくなるでしょう。

と訳しました。金星が太陽のビームスから離れる…ん~~コンバストやアンダー・ザ・サンビームスから離れるという意味なのでしょうが、金星が太陽より前にいて(これをオリエンタルと言います)太陽が離れていく、というイメージなのかもしれません。

 

以上でP302から始まった第49章 結婚の項は終了となります。

皆様方には長い間お付き合いいただき、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

さて、最後になりましたが私が書き遺した、書きたい事をグワグワと

書かせていただきまして、終わりにしたい…なるんだろうか終わりに(笑)

始めます。

 

1.  3ハウスは宗教

はい(笑)私の独り言を是非聞いてください。

私はずーっと悩んできました。3ハウスについて。

いや、もっと言うならばケーデントハウス、3,6,9,12ハウス

この4つのハウス全てについて悩んできました。一体何なのこの4つは。

また私のお客様多いんだ、このケーデントに星の多い人。占い師としては悩まざるを得ないじゃないですか。

3ハウスは兄弟、同世代の親戚、隣人、初等教育、コミュニケーション、手紙、噂、国内旅行…こんなとこですかね、これらを意味するそうです。色んな本によると。

とりあえず、3ハウスに強いエッセンシャル・ディグニティを持つ惑星があるお客様に、私はこう話しかけました。

お客さんの御兄弟は~~」

「いや~うちの家族はみんな自分勝手でバラバラで、妹も今何をしてるんだかさっぱり分からない」

は良い方

「兄弟?…私ひとりっ子なんですけど」とか(笑)

「いる事はいるけど家の事情でもう何十年も会ってない」とか、兄弟姉妹と3ハウスって本当に繋がってんのか、と疑問を抱かざるを得ないケースに、浅学に立ちはだかる巨大な壁に何度もぶつかって怪我してきました。

この1年間、色々な海外の古典派ブログに目を通してきました。洋書にもあたってきました。

1つ辿り着いたポイントがあります。

それは9ハウスが宗教なら、3ハウスもおそらく宗教だろう、という考えです。

考えですと言うか、そういった見方を紹介している先生方に感化されました。

 

宗教の9ハウスは、欧米の人達からの見地ではキリスト教でしょう。

すると対角にある3ハウスは、キリスト教以外の宗教的なもの全般という事になります。

まあ異端とか異教徒とか、キリスト教の方々が認識する類のものですね。

私は3ハウスはそういうハウスだと思います。

で、異端とか異教徒って、私たち現代日本人にとってはそうなんだ~で済んじゃう言葉だと思うんですが、キリスト教圏の方達にとってはかなりきつい、シビアな言葉らしいんですよね。あのー歴史の中で異端審問とかなんとか狩りとか、19世紀まで普通にありましたしね。

だから3ハウスをそういったものと捉える事を、キリスト教圏の占星術師達は意識的にも無意識的にも避けてきた、のではないかと、私は想像します。

代わりに無難なワードを当てはめた。まるでco-significatorである双子サインのイメージをそのまま流用したかのように。

リリー先生は、兄弟、いとこ、隣人、手紙、小旅行でまとめました。

3ハウスは「旅」を表すものとしたのは20世紀初頭のイギリスの占星術師アラン・レオです。

私は、一つの宗教の正統派に与しない者は○○だ△△だ××にしてやるー、といった時代にも土地にも生まれていない有難さに手を合わせつつ、もっと自由に、占星術について思考して良い立場にいる、自分を活かしたいな、と思いました。いや勿論そんな大したもんじゃないんですけど、自分なりにそう思いました。

ですので3ハウス=宗教説を考えていきたいと思っています。

それはキリスト教に対してのイスラム教とかヒンズーとか何々派とかそういうことではなくて、古代よりその土地を守っている神様方、〇〇教という名の付かない、付かないけれども、その土地を古くから守護している神様方、それは例えば日本であるならば、日本人の私たちにとってより分かりやすいかもしれません。

3ハウスは隣人って言いますよね。私は隣人ではなく町内会、自治会のハウスと読みます。

町内会は何をしますか。近くのお神社の清掃とかしませんか。本殿の壊れた箇所を直すとか。

時期が来たら注連縄作るとか。お神輿担いでお祭りするとか、しませんか。

したことないですか。私の所はするんですけど。

このお神社と関連する事柄を3ハウスが支配している、のではと、考えています。

つまりその土地に古くからおられ、その土地の安寧を見守っておられる神、なんだかよく分からないけど心配事があったりとか、叶えてほしい願い事があったりとか、今日の安全無事を祈る人達が近くのお神社やそれに近いもの、のところにお参りに行くでしょう。

お神社におられる神様に会いに行かれるでしょう。神様はそこにいつもいないかもしれないけど、神様お願いしますと念じたら来てくれるかもしれない、そんな神様に手を合わせにいくでしょう。

これ全て3ハウス的なものであると、私は考えています。

そしてこれは勿論日本だけじゃない、世界中に太古の昔からその土地土地におられ、住んでいる人達を守り、癒す、神々がいるはずなんです。

 

何で9ハウスで太陽がジョイ、3ハウスで月がジョイなんでしょうか。

太陽は昼の王様、月は夜の女王様です。彼らがそこにあって喜ぶというくらいですから、本来途轍もないパワーを秘めたハウス、なのではないでしょうか。9ハウスおよび3ハウスは。

9ハウスは多分、教典を持ち、政治および支配階級と結びつき、正しい神との接し方、信仰を学ばせる学問のハウスです。

3ハウスは、もっと素朴で土着的なものです。その土地の人達が代々守っていく信心のハウスです。

 

さあ、どうしようかな…ここで最終回にしちゃおうかな。。

 

もう一回続くと思います。

 

アルカス

 

※この3ハウス関連の文章につきまして、以下の先生方のブログを参照させていただきました。

・Stephanie Johnson/The Third House And The Goddess in Classical Astrology

・Curtis Manwaring/The Third Astrological House – Goddess of The Moon

・Demetra George/Planetary Joys: The Third House Temple of The Moon Goddess

是非ご一読お勧めさせていただきます。