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アルカス

2023-01-07 18:04 アルカス先生のブログ~恋愛・結婚ホラリー占星術:基礎編その34
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こんにちはアルカスでございます。いつも大変お世話になっております。

2023年明けましておめでとうございます。今年も当ブログを宜しくお願い致します。今年で…何とか今年いっぱいで連載を一区切りつけられたらと思っておりますが、また色んなこと書きたくなってだらだら伸びる可能性もあり、いずれにしても内容面白くしたいとはいつも思っておりますので、出来ましたら最終回までどうぞお付き合いくださいませ。

 

あのう、そうなんです。私、占星術師を自称しております。実際の鑑定では主にホラリー占星術ネイタル占星術をやらせていただいております。

ネイタル占星術はお客様の生年月日時と生まれた病院のある市町村名を伺い、その情報からネイタルチャートというお生まれになった瞬間の7つの惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)の配置図を作り、そこから幸不運の方向性や人生の流れ、いくつかの重要なイベント等を占っていく占術です。

勿論、気になるお相手の生年月日時および生まれた場所情報をお聞かせいただければ、お相手の人となりやどのような人と縁があるか、どんな人を好むか、等お相手の理解に役立つような情報をお伝え出来ます。

一方 

ホラリー占星術

は、このような個人情報をほぼ必要としません。あるポイントで必要となる場合もあるかもしれません。しかし生年月日までだけでもいいかもしれません。まそれはおいおい後々色々と、お伝えさせていただくとして、

 

え~急に字を大きくしてしまってすみません。なにせ本ブログはこの

ホラリ―占星術 

全く無名な私ごときが、ホントに微力ながら、その名前を広めたい、出来たら内容も広められたら嬉しいな、こんな占いもあるんすよと、ご縁あってこのブログを見に来ていただいた皆様方に、魅力のほんのちょこっとでもお伝えできたらと、ご興味も持っていただけたらあら幸せ、との気持ちのみでやらせていただいております。

 で、ホラリー占星術とは何か、というお話なんですが、ざっくり

「お客様からの具体的な質問・お悩みに答える占星術」

です。

どうやって観るの?

占星術師がご質問を受け、内容を理解した瞬間の、星の配置図で。

占星術師がご質問内容を理解した瞬間、頭上に広がる空をスマホのカメラで撮るが如く

その瞬間のチャートが質問の答えを明示してくれる、天が教えてくれるという前提の元で

出されたチャートを読んでいくのがホラリーの基本的な考えです。

「鑑定現場のトランジットチャート」

が教えてくれる、それがホラリ―占星術です。

 

このブログは1600年代のイギリスで最も有名だった天才占星術師ウィリアム・リリー(William Lilly 1602-81)が書き遺してくれた占星術の教科書「クリスチャン・アストロロジー(Christian astrology, 以下CAと略します)」より、恋愛・結婚に関する質問、相談を受けた場合、出したホラリーチャートを具体的にどう読んでいくかを記した302ページから319ページまでを訳し、紹介させていただく事をメインテーマとしております。

前述しました通り、私、占星術関係では他にも色々書きたい事が様々浮かぶ性質でございまして、そちらの方につい力が入ってしまい、結果メインの進み具合がやたら遅くなるのはあたりまえ体操です。前回、33回まで連載は続いていますが、CA311ページの最終行まで来ていまして、あと残り8ページといったところです。1回1ページづつ訳せば、今年8月か9月くらいのアップで終了となるはずですが、どうなりますことやら。あのう、頑張ります。

恋愛・結婚関係の相談を受けた際、ホラリー占星術はどのように観ていくのか

につきまして、分かりやすい大まかな把握を皆さんにしていただければと思い、チャートを一枚、用意しました。CAに載っているものではないのですが(※CAにあるリリー先生の恋愛ホラリーチャートをご覧になりたい方は、私の過去ブログその9にありますので、良かったらこちらもどうぞ)、ロバート・デルース(Robert  deluce 1877-1964)というアメリカの占星術師が1932年?に出した「Horary astrology」のP139(※あくまで私が持っている本によれば、ですが。出版社名も何も書かれていない本なので…)にある例題チャートです。

 

「ある男性が、意中の女性と結婚するかどうか尋ねる。」

 RD horary

タイトル通り、質問者は男性です。37歳の医者と書かれていました。お相手は20代前半の女性。二人の間では結婚の話が進んでいるが、ちょっと色々事情なり周辺状況なりがまだ整備されてないのかな、といった雰囲気です。

ここで質問者の男性を表す星は、1ハウスのカスプ、ASCの文字が重なっている横線が触れているサイン「射手」の支配星(ルーラー、ロード、レディとも呼びます)木星が男性の星となります。

お相手の女性を表す星は、7ハウスの横線、カスプがあるサイン「双子」の支配星・水星です。

基本的にはこの2つの星、質問者を表す星と質問者が気にしているお相手を表す星、1ハウスと7ハウスを支配するサインそれぞれの支配星をピックアップし、これを質問者と被質問者を表す星とします。恋愛・結婚関連のホラリーでは1ハウスと7ハウスの支配星を何より重視します。

このチャートでは木星と水星を見なくてはなりません。そして1ハウスと7ハウスの状態も見なくてはならないでしょう。

そしてこれらの状態が悪ければ、マイナスポイントが多ければ、良い事はとても言えません。このチャートは?木星と水星の状態は?水星がアングル7ハウスにあっても、自身の支配サイン双子にあってディグニティ強化されていたとしても、良いとは言えません。

月が水星とコンジャンクションする動きがあったとしても、良くないです。

なぜ良くないのか。

「月は7ハウスのロード水星にコンジャンクション接近で、ますます結婚成立の好暗示と受け取れます。

難しいのは月が水星と完全に重なるその前に、月は土星とオポジションしてしまうことです。

これは妨害が入る暗示となり、婚姻に至る前に当事者間に何かが起こることを示しています。

そのため結婚式を挙げる前に、喧嘩や不和によって関係が終わってしまうと判断したのです。」

(「Horary astrology」P139より)

月は水星とコンジャンクションする前に、土星とオポジションする…

本当か?

RD horary2

ほんまや…(byさんま師匠)

月、水星、土星が双子射手17度軸に集合しています。そして正確に17.04度でオポジションしているのは月と土星。

月はこのアスペクトを越えて、水星とコンジャンクションするのです。

てか水星がまず先に土星とオポジションし(※同日0時45分ごろ双子射手17.05度で)、しかる後に月が土星とオポジションの形です。

月と水星とのコンジャンクションはその後です。

 

月を凶角オポジションで害する土星は2ハウスを支配する山羊サインのロードです。

月は8ハウスを支配する蟹サインのレディです。

2ハウスは質問者側の収入、動産、金銭感覚を表します。8ハウスは逆にお相手の懐事情と金銭感覚を司ります。

よって2ハウスのロード土星は質問者の収入と金に関する意識を、8ハウスのレディ月はお相手の収入と金銭感覚を表し、この2星が互いに向かい合い、ぶつかり合う図式です。

お金の使い方についてのお互いの感覚の違い、質問者は薄々気づいていたが、改めて全く違うタイプの人間と結婚するのだと、愕然としたようです。

1ハウスにドラゴンテイルがあるのは、質問者が散財しまくる彼女を受け止める度量とか器とか、ま、そういったものが小さい、あるいは無い暗示、だとデルース先生は言っています。

2人は婚約を解消しました。

 

ま、こんな感じで、全ての星の状態をチェックすると言うよりは、2,3の星にポイントを絞ってシンプルに

「チャートを動かして、まず先に正確に作られるアスペクトは何かを確認しつつ」

読んでいくのがホラリー占星術です。

 

どんなチャートでも太陽の位置をチェックしたがる方が結構いて、私も時々その熱意に驚かされますが、デルース先生はこのチャート解読の中で太陽のたの字も出してません

このチャートの中で太陽はどうでもいい星です。答えを出す上で観なくてはならない星、ではありません。

 

 

はい、それでは続きまして

「Considerations before Judgement(判断前の考慮)」

 …まだやってんのかよ、という声も聞こえてきそうな気がしますが(笑)

ええ、なんだかんだまだ書いときたい事がありまして、この連載も続いています。

判断前の考慮とは、リリー先生がお客様から依頼を受け、作ったチャートがこのようなものだった場合、チャート鑑定に入る前に立ち止まって、一瞬、ん~40秒くらい考えた方が良い、とするチャート上からの、微妙な暗示を指します。

これは私が使っているAsrology classics社のCAでは P121の21行目から始まりまして、P123の12行目までほんの2ページほどの文量なのですが、この件に関してはリリー先生以外でも色んな人が色んなことを言っており、私も色んなブログや色んな本を翻訳しまくった末に、ま、この辺は最低限の知識として押さえておこう、的な情報をその30,31,32,33と過去4回のブログに載せてきました。

非常に疲れましたが、それでも一応、ここまでで一山越えたのかな、みたいな感じはあります。

リリー先生が遺してくれた判断前の考慮は

・アセンダントのサインと時間のロードの関係性

・アセンダントカスプのサイン度数の深さと浅さ

・アセンダントのサインとネイタルアセンダントサインとの繋がり

等のちょっとヘビーな所を前回まで紹介、解説し、続いて月の位置に移ります。

 

 「月がサインの後半の度数にあり、特にサインが双子、蠍、山羊ならば判断するのは危険です。」

 サインの後半とはいったい何度くらいなんでしょうか。

やはりアセンダントサインのカスプ度数と同じく、27~30度の間、くらいなのでしょうか。

そして月にとっての天敵サインが並びます。山羊は月のデトリメントサイン。

蠍は月のフォールサイン。最後の双子は月の本拠地蟹サインから見て、12番目のサインですので

あまり良くないサインと見做したのかもしれません。

ところでリリー先生はこのネタをどこから引っ張ってきたのでしょうか。

アイルランドの占星術師モーリス・マッカーン(Maurice McCann 1938-2011)は、リリー先生のConsiderationsを深く掘り下げたブログ記事「What’s to Consider?」で、この一文はリリーの創作ではないかと述べています。マッカーン先生が調べた範囲ではこのような文章は、リリー先生よりも前の時代の資料には見当たらなかった、からだそうです。

つまりこんな事を言ってるのはリリー先生だけですよ、ということになります。

しかしマッカーン先生がこの記事を出したのは1999年ですので、そこから研究が進み、古代の誰かの文章の中にあったとか、そのような動きがひょっとしてあったかもしれません。これは私も引き続き調べてみたいと思っています。

サイン後半の度数はサインの最後のターム度数域の事ではないかという人もいます。アメリカの占星術師ライアン・バトラー(Ryhan Butler)です。ライアン先生のブログ「Considerations Before Judgment」で、最後のタームはどのサインであっても火星か土星なので、月がそこにあるのは「質問を損なう」ことになるから、と述べています。

 

さて最後になりましたがメインのCA翻訳に参らせていただきます。CA P311の最後の2行からです。

夫婦二人の内、どちらがより長生きしますか。

アセンダントのロードと7ハウスのロードの2つの内、最も強まっていて吉星との良いアスペクトがあり、

8ハウスのロードとのコンジャンクションや凶角から離れているのなら、その人は最も長生きするでしょう。

注意しなくてはならない事は7ハウスのロードはチャートの2ハウスが彼女の8ハウス、死の部屋だという事です。

これは1ハウスのロードが男性で、7ハウスのロードが女性という感じですね。1ハウスのロードが強まっていて吉星と良いアスペクトがあり、8ハウスのロードとは関わらない位置にあるのなら、男性側が長命。7ハウスのロードがディグニティ強く、吉星と繋がっており、2ハウスのロードとの悪いアスペクトが無い場合、女性側が長生きすると書かれています。

 

P312
彼女は処女ですか?

アセンダントのロード、金星、月がフィクスドサインにあり、吉星とアスペクトしているのなら、その女性は処女です。しかしもし吉星の支配サインに凶星があるのなら、その女性は処女ではありません。特に火星があって、金星の支配サインにありリセプションもないのなら、間違いないです。

フィクスドサインにあるというのは、身持ちが堅いとかそういう意味なんでしょうか。そこにあって吉星とアスペクトしているのなら、そういうことはしていない女性となります。吉星の支配サインと言えば、金星は天秤と牡牛、木星は射手と双魚ですが、ここに火星か土星があったなら女性は経験しており、特に火星が牡牛か天秤にあり、金星とのリセプションが無いのであれば、やはりそうではないとする暗示になるようです。 

また月と太陽がアスペクトし、火星ともアスペクトしているのなら、彼女は経験済みです。
象徴星がムーバブルサインにあり凶星とアスペクトしているのならば、彼女はとても男好きですが、その性欲を自制する事が出来、求愛者を追い払うでしょう。しかし女性の気分は変わりやすいので、この占断をいつも信用するのはお勧めしません。

 月、太陽、火星間にアスペクトがあるなら彼女は既にしている。その人を表す星が牡羊、天秤、蟹、山羊にあり、火星か土星とアスペクトしているのならば、この女性は男が好きだが自分を抑制する事が出来、そうやすやすと乗ってこないでしょう、ということですね。まあしかしこの話は話半分で聞いとけという感じでしょうか。

女性の象徴星が自身のエッセンシャル・ディグニティ内にあるか、何らかのリセプション付きで太陽か木星とトライン、あるいは月と象徴星がリセプション付きの吉角形成。
あるいは金星が獅子にあって損なわれていない、あるいは月が水瓶にあり、火星との凶角およびコンジャンクションに損なわれていない、私はその人を誠実と判断し、真実である事を確認しています。

 

1.女性を表す星がエッセンシャル・ディグニティを保持。

2.女性を表す星が太陽か木星とリセプションしており、トライン・アスペクトしている。

3.月と象徴星がリセプションしていて吉角形成。4.金星が獅子サインにあって、凶星と凶角を作っていない。

5. 月が水瓶サインにあり、火星に損なわれていない。

 

この5つのどれかに当てはまっているのならば、その人は処女です。とのことです。

 

 

今回は以上です。来月も頑張ります。

ありがとうございました。

 

アルカス