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アルカス

2018-07-19 18:50 失くし物ホラリー占星術(仮題):盗まれた魚/Fish Stolen最終回
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こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。今回も私の連載記事にご訪問いただき、誠にありがとうございます。長らく皆様方にご愛顧いただきました当連載は今回が最終回となりました。私の駄文に目を通していただき、とても感謝しております。

 

 17世紀イギリスに突如現れロンドン大火やペストの流行、イギリス革命などを予言した偉大な占星術師ウィリアム・リリーの古典占星術の名著「クリスチャン・アストロロジー」から、全35枚の例題ホラリーチャートの中でも人気の「盗まれた魚/Fish Stolen」のラスト、第11回は容疑者の自宅に踏み込んだリリー氏が、そこで何を目にしたか、何が起こったかを詳らかにしていきます。

 

「買った魚は誰がどこに持ち去ったのか」「魚の完全回収は可能か」

1638.2.10 8:45  サリー州ハーシャム

stolen fish

  「私は治安判事から令状を取り、2月18日日曜迄それを大切に保管し、その後治安官と水夫を連れ容疑者の自宅に踏み込みました。」

リリー先生、当時の地元警官である治安官と最初の方に出てきた倉庫の主である水夫を連れて、いよいよ魚泥棒と睨んだ男の自宅に突撃します。

「私は水の中(水瓶?)に私の魚の一部があるのを発見、半分は食われていましたが残りの半分は残っており、全てを白状させました。」

 遂に盗まれた魚を発見したリリー先生一行。犯人の漁師に自白させました。

「これはまさに捜索している中で起こったことです」(This jest happened in the search.)

jestをそのままの単語としてあてはめようとすると、jestはあざけるとか馬鹿にする、からかうなどを意味し、ちょっと訳文がおかしなことになるので首をひねっていたのですが、どうもjustを当時のイギリス人はjestと発音していたらしく、justの意味でjestと書く場合があったらしいです。推測ばかりで申し訳ないのですが、これはjustの事なのではないかと私は読みました。

 「魚の一部は袋の中に入っており、泥棒は魚と一緒に袋も盗んでいたのです。」

 「水夫はこの袋が盗まれた物と同じかどうか、じっと見つめていましたが(随分と綺麗に洗ってあったので)、やがて夫人に『奥さん、その夜なくした俺の袋なんじゃないかなこれ』と話したところ、女性答えて『その袋は同じ日の夜に主人が魚と一緒に持ってきた物だと思う』」

 「水夫は20回は袋をためつすがめつしていましたが、結局奥さんが綺麗に洗ってしまったが為に確証を得ることは出来ませんでした」

水夫の物らしき袋も発見。しかし奥さん洗っちゃったのでなんかイマイチこれだと言い切れなかった模様です。

 「私はその女性に、失くした7個のポルトガル玉ねぎの事も尋ねたのですが、彼女はそれがなんなのか分からず、ポタージュの中に入れたよと答えました。」

ガクッ、玉ねぎの方もこの家の食卓に上り、美味しくいただかれてしまったようです。

「魚の返還請求について、私はその権利を放棄しました。」

リリー先生は水に流したようです。立派です。

「私がこの件了承したのを確認した、儲け主義のウォルトンの司祭がよもや嘘をついて自らを汚す事などなさらないでしょう。」

 この一文が難しいのですが、リリーはこの件で何もいらない、返さなくて結構と権利を放棄しました。しかしそれにもかかわらず、ウォルトンの司祭は後で何かを得た。その噂が耳に入ってきたのでリリーさんちょっとカチンと来て、この一文を放り込んだ様です。まさか教会が漁師から金をふんだくるなんてことは、なさらないですよね~私がいらないと言ってんですからね~って感じでしょうか。

 しかし司祭がなんでこの件に出張ってきたんでしょうかね…この時代、治安官の選出には教区の教会が主に関わっていたようですが。

 

「アングルのペレグリン惑星が犯人を表すと、お分かりいただけたかと思います。」

7室在ペレグリン惑星木星が犯人である漁師を表す星だったと、リリー先生更に念を押すように書き記しています。しかし7室のロードであり、アワー・ルーラーでもある火星も捨て置けないというか、むしろ犯人に辿り着く為の必須要素だった事は今までの連載で申し上げた通りです。

「1室に太陽か月があり、エッセンシャル・ディグニティを保持しているのならば、発見の希望有りとお伝えできます。」

月は1室、牡牛15度にあってエッセンシャル・ディグニティのイグザルテーションを保持しておりますので、見つかる見込みありと言える訳です。実際に発見したわけですので、この暗示は使えるかもしれません。かなり頑張って探さなくてはならないようですが。

「月が2室のロードに接近アスペクトしているのなら、回収できます。月と2室のロードがエッセンシャル・ディグニティで強まっているのなら、完全回収可能。アクシデンタル・ディグニティにより強まっているのなら、回収は一部に留まる。アスペクトする月も2室のロードもペレグリンならば、発見できても回収は出来ません。」

本チャートでアセンダント在月は、2室のロード水星12室在とセクスタイルのアプライ・アスペクトを形成。これは盗まれた物が返ってくる暗示です。

しかしこれには色々条件がある様で、二星ともエッセンシャルで強まっているのなら、盗まれた時と同じ傷一つない状態で戻ってくるでしょう。アクシデンタル・ディグニティで強まっているのなら、回収は一部のみ。月も2室のロードもペレグリンならば、見つかっても回収は不可能、となるそうです。

どうやら星の状態が鍵のようです。本チャートの月は牡牛で1室と、エッセンシャル・アクシデンタル共に文句なし。しかし2室のロード水星は双魚にあって12室在、太陽のビームス下にあるとだいぶマイナスの暗示ばかりが目につきます。良いのはターム保持くらいです。て言うか大分ズタボロです。

月は強く、2室のロードはペレグリンではないものの死ぬほど弱いとどうなるか?

盗まれた魚は発見したものの半分くらいしか犯人宅に残っておらず、ポルトガル玉ねぎは全部食われてしまったと、ま、こんなもんでしたとリリー先生が報告してくれています。

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ここまでがリリー先生が書いてくださった「盗まれた魚」チャート解読の全てです。

色々と耳馴染みの無い占星術用語とか、沢山出てきて混乱させてしまったらごめんなさい。私が調べられる範囲で本チャートに纏わる様々な面、リリー先生の説明のみならず、リリー先生が生きていた時代のイギリスの生活・常識やルールなどにも、少しは触れてより分かりやすくお伝えできたかなと、思っているのですがいかがでしたでしょう。

 

これをお読みになり、なんとなく、あるいは積極的に興味を持たれた方、なんだかよく分からないので1から教えてほしいという方、

ぜひ私の西洋占星術初心者講座を受けに来てください。どなたでも心より大歓迎で、お待ちしております。

 

ありがとうございました。

アルカス