ときめきで苦しくなるような恋がしたい

相談者のかなえさん（仮名）は今までの恋愛にときめきがなかったと嘆き、電話占いにこられました。

「今まで7人ほどの方とおつきあいをしました。ですがどの方も自分の価値観を押し付けることが強くて」

すべての方がかなえさんに自分の理想を投影してくるのだとか。
確かにかなえさんはとても清楚な印象の方で、お相手がかなえさんに対して勝手な理想像を作り上げてしまうのは仕方がないかな、と思えないでもありません。

「あまりにも締め付けが厳しくて、相手に対してときめくとか、この人が好きで仕方がないとかが感じられなくなってくるのです」

相手から告白され、つきあい始めると、必ずといっていいほど”清楚なかなえさん”を求められ、息苦しくなってくるのだそうです。確かにかなえさんには相手を受け入れる優しさも強く感じます。

思い切って素直な自分をみせてみる

ですが、かなえさんは自分を表に出すのが少し弱い、という風にみられました。
そこを相手につけいられ、勝手な理想像を押し付けられやすいのだと思われます。

相談に来られた当時、かなえさんがおつきあいをされている方はおられませんでした。
なので近々お友達から紹介された人と会う約束をしている、ということでした。
なるほど、そのお相手からはいい波動が感じられます。

またかなえさんの守護霊が、どうやらこの出会いをつくっているようでした。
私の経験では、守護霊が応援にはいっているケースでは、とんとん拍子にうまく行くことが多いのです。

もしかしてこれはかなえさんが望む恋愛のチャンスなのかも？と思い、そのようにお伝えしました。

ついに現れたソウルメイト

とにかく、本来の自分の明るさや前向きさ、いい意味での天然な部分を表に出し、きどらないかなえさんを表現できれば、今までのような理想の押し付けはされないのではないか、と私には思えました。
そのうえでお相手に魅力が感じれば、かなえさんにも素晴らしいときめきの瞬間が訪れるのではないか、とも。

それからしばらくして、かなえさんから報告がありました。
友人から紹介された人はなんと偶然にも、以前仕事関係で知り合った人であったこと。
その当時はかなえさんにはおつきあいをしている方がおり、彼に対してなんのアプローチもできませんでしたが、とても気になる人であったこと。

「この出会いは運命だと直感しました」

それまでのかなえさんとはうってかわったような情熱でした。それがほんとうに燃えるような恋なのだと、かなえさんは笑顔で私にお話ししてくれたのでした。